雨の日が続かない今年の梅雨。厳しい暑さも続く中で農家も対策に工夫を凝らしています。

小布施町の農家 工藤陽輔さん。
伝統野菜の小布施丸ナスやきゅうりなどの夏野菜やモモを栽培しています。
雨の日が続かない今年の梅雨、農家も苦労しているといいます。
農家 工藤陽輔さん:「水がないと生育がうまく進まなかったり、病気にかかりやすかったりするので、水は必要不可欠」

気象台によりますと、先月6月の降水量は平年並みだったものの、日照時間が平年よりも多くなりました。

雨の日が続かず、午前中は晴れて、夕方ごろに局地的に激しい雨が降る、まるで真夏のような梅雨になっているということです。
農家 工藤陽輔さん:「ここ1か月くらいまとまった雨がないんですけど、刈った草の中を見てみると、土は湿っている。草があることで水分の蒸発は防げると思います」
いつもと違う梅雨…。
工藤さんが取り組んでいるのが、野菜の通路に刈った草や藁を敷くこと。
土が乾きすぎるのを防ぐためです。

農家 工藤陽輔さん:「草や藁は今後の土づくりになりますので、保水効果もありますし、ほかにいろいろな効果にもあると思います」