JR長野駅前で男女3人が刃物を持った男に襲われ1人が死亡した事件で、亡くなった男性は刃物で2回刺されたと見られることが長野県警の捜査本部の調べで分かりました。

事件は22日夜、バス乗り場近くで男女3人が刺されたもので、いずれも長野市に住む49歳の男性会社員が死亡、男女2人が重軽傷を負いました。

捜査本部のその後の調べで、男性の死因は胸を刺されたことによる失血死で、傷の状況から2回刺された可能性があることが分かりました。正面と後ろから刺されたと見られます。

また、捜査関係者によりますと、逃げた男によく似た人物が犯行のおよそ1時間前、駅の北側にある百貨店近くの防犯カメラに映っていたことが分かりました。

その後、駅構内の改札前でも、カメラで姿が確認されたということです。

さらに、男は、犯行後、いったん噴水などがある広場近くの交差点の方に移動したあと西側に逃げていて、警察が足取りを追っています。