皆さんはサッカーの「コールリーダー」という存在をご存じでしょうか?
サポーターの先頭に立って応援をする…いわゆる応援団長なんですが、パルセイロ・レディースのリーダーは10歳の男の子だと言います。
活躍と素顔を取材しました。


11月10日。

WEリーグ、パルセイロ・レディースの試合が行われる長野Uスタジアム。

入場を待つ列に並ぶ松村洸希(まつむらみつき)くん、10歳。

スタジアムに入って、席に着くと…応援グッズを用意。

そして、推し選手のユニフォームを着て…いざ!

「AC長野!AC長野!」

パルセイロ・レディースの新しいコールリーダーこそが小学5年生の洸希くんなのです。

松村洸希くん:
「応援を最初にやった時は止まっちゃったりしていたけど、だんだんやるにつれて、この前よかったよ!とか言ってもらえるようになったのでうれしいです」

4年前、初めてパルセイロ・レディースの試合を観戦した、洸希くん。

一生懸命にプレーする選手の姿に魅了されると、次第に、試合はもちろん、クラブ主催のイベントにも参加するようになりました。

選手たちと触れ合うことでパルセイロへの愛がどんどん、どんどん大きくなり、2023年はホームだけでなくアウェーの試合にも積極的に足を運びました。

迎えた今シーズン。

これまでのコールリーダーが家庭の事情で辞めることになり、新たなリーダーとして、周囲のサポーターから推される形で洸希くんに白羽の矢が立ちました。

母 松村亜希(あき)さん:
「息子がとても一生懸命やっているから、コールリーダーやってみない?って周りの方が言ってくださったので、がんばって教えてもらいながらやるようになりました」

松村洸希くん:
「最初、自分ではできるかな?って不安になってた」

不安もありましたが、「小学生コールリーダー」としての一歩を踏み出しました。