九州・日向灘を震源とする地震を受けて、気象庁は8日夜、南海トラフ巨大地震の臨時情報「巨大地震注意」を発表しました。
南海トラフ地震が発生した場合、長野県内でも大きな揺れが想定され、自治体では対応の確認などを進めています。
8日午後4時43分ごろ発生した地震では宮崎県で震度6弱を観測。
震源地の日向灘は、南海トラフ巨大地震の想定震源域内です。
有識者による検討会を経て気象庁は午後7時すぎ、「巨大地震注意」の臨時情報を初めて発表しました。
気象庁地震火山部 束田進也地震火山技術・調査課長:
「南海トラフ地震の想定震源域では新たな大規模地震発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まっていると考えられます」
「特定の期間内に大規模な地震が必ず発生することをお知らせしているものではございません」
岸田首相:
「日ごろから地震への備えの再確認と、地震が発生したらすぐに避難できる準備を行っていただきたい。無用な混乱を避けるために、いわゆる偽情報の拡散などは絶対に行わないようにしていただきたい」
南海トラフ巨大地震を巡っては、震度6弱以上が想定される「防災対策推進地域」に、県内では南部を中心に34市町村が指定されています。
陸に近いところで発生した場合は、飯田市、伊那市などで震度6強、長野市や松本市などでも震度5強から5弱の揺れが想定されています。

また、県内の死者は、およそ130人から180人、全壊または消失する建物はおよそ2200棟から2300棟、特に諏訪市で液状化被害が多く発生するとの想定です。
「巨大地震注意」の臨時情報を受けて県は8日夜、警戒対策本部会議を開催。
南信の自治体もリモートで参加し、道路やダムといった防災上重要な施設の点検や、学校など多数の人が出入りする施設での避難場所の確認など、必要な対策を確認しました。
阿部知事は9日の会見で、地震に対する基本的な備えの大切さを強調しました。
阿部知事:
「対策推進地域の皆さまは特に注意が必要になるが、それ以外の地域の皆さまも、ぜひ日ごろから地震への備え、再確認をしていただきたいと思います」












