終戦直前に旧海軍が掘り始めたとされる地下壕が残る長野市安茂里で、当時の村長が残した日記から地域の歴史を学ぶ講座が開かれました。
安茂里公民館で25日に開かれた講座は、4月から住民が参加して続けてきたもので、戦争中、旧海軍隊員を自宅に泊めた元村長が当時の様子を記録した「自由日記」などから地域の歴史について学んできました。
安茂里小市(こいち)には、終戦直前に旧海軍が中枢部移転のために掘り始めたとされる地下壕が残っていて、住民が後世に伝えようと地下壕の入り口などの整備を行っています。
講座はこの日が最後の5回目で、地下壕や自由日記を研究している土屋光男(つちや・みつお)さんが考えを披露しました。
土屋光男さん:
「松代の陸軍、安茂里の海軍、さらには長沼の航空部隊などがあい呼応して、最終的には陸海(空)軍一本化をも目指して、海なし県信州での『最期の戦』の準備に邁進していたと言えるのではないか」
参加した人は、これまでの講座で地下壕の現地調査なども実施。
地元の歴史に理解を深めるきっかけになったと言います。
参加者:
「海軍・陸軍の区別も分からなかったものなので、いろいろ名称に追いつくのがやっとだったんですけど、長野盆地が戦争末期に備えられて開戦の準備をしていたっていうのを聞いて勉強になりました」
昭和の安茂里を語り継ぐ会 土屋光男事務局長:
「そのままほおっておくと結局忘れ去られる訳だけれども、戦争っていうのは絶対起こしちゃいけないと、この取り組みを通じて分かっていただければいいと思います」
講座を開いた語り継ぐ会などでは27日に、戦争末期に長野市長沼に計画されながら建設されなかった旧陸軍の幻の飛行場についての学習会を開くことにしています。












