およそ60年に渡って親しまれてきた塩尻市のドライブインが、惜しまれつつ休業しました。

全国にファンが広がる名物ドライブインの最後の1日に密着すると、人々に愛されたその理由が見えてきました。

国道19号木曽路の入り口にある『食堂SS』。

3月28日のお昼どき、店先には長い行列ができていました。

でもお客さんの様子がいつもと違います…。

行列の客:
「残念ですね。おいしいし」
「やっぱりさみしい思いがあります」

ガラス窓に大きく『休業』の文字がありました。

その味を舌で覚えておこうというファンが詰めかけていたのです。

1964年=昭和39年に開業した『食堂SS』。

前身は、昭和28年に営業を始めた1軒の電器店でした

創業者の佐藤進さんは、徐々に事業を拡大し飲食業に乗り出すと、モータリゼーションの進展もあって『食堂SS』は瞬く間に人気店に。

高度経済成長期の物流をになうトラックドライバーの胃袋を満たしてきました。