長野県千曲市の戸倉上山田温泉への誘客につなげようと、しなの鉄道の軽井沢駅と戸倉駅を結ぶ、イベント列車の運行が始まりました。

三味線の音色に合わせ、芸者が舞を披露するのは列車の中です。

しなの鉄道で23日から運行が始まった「湯けむりNEO(ねお)ネオン号」。

千曲市の戸倉上山田温泉の誘客につなげようと、信州千曲観光局が軽井沢駅から戸倉駅の間を貸し切り、運行します。

23日は旅行関係者などを対象に、「芸者列車」ツアーを開催。

温泉街の文化を象徴する「芸妓舞踊(げいぎぶよう)」が披露され、乗客は「間近で見たのが初めてだったので、見入ってしまいました」と話していました。

また、踊りを披露した芸者は「普段は芸妓舞踊などに接する機会がないと思うので、このチャンスに皆さんに見ていただいて、“こんなに面白いおばちゃんなんだよ”というところを見てもらえれば」と期待していました。

軽井沢駅から戸倉駅に直行する列車は毎週土曜日に運行し、月に1回、季節に合わせたイベントなども企画される予定です。