長野県栄村で震度6強を観測した県北部地震の発生から12日で13年です。
地元では震災の経験を語り継ぐ活動が続けられています。


栄小学校・齊藤隆(さいとうたかし)校長:
「発生した地震によって壁から落ちてしまって、止まっている時計でございます」

栄小学校に保管されている13年間止まったままの時計。

2011年3月12日に発生した県北部地震の発生時刻午前3時59分を指しています。

齊藤校長:
「これはね震災のときに止まった時計なんだよ。高学年の子から低学年の子へと話が伝わっていく」
「震災を体験していない世代の子どもたちも勉強できるような村ぐるみで記憶を忘れない」

島崎さん:
「ベッドの上で寝てたんだけど、突然ボーンって叩かれて宙に浮いたと思ったら縦揺れと横揺れが来た感じです」

地震の日にあわせ、小学校では震災の経験を住民から児童に伝えてもらう集会を続けています。

村職員の島崎佳美(しまさきよしみ)さんは、震災直後から手書きの新聞を作り、住宅やボランティア、健康に関することなど、生活情報を被災者に毎日発信し続けました。

新聞の名前は、「まけんなっ!栄村!!」

島崎さん:
「必ず手書きで気持ちを伝えよう。できるだけ前向きな言葉で発信していこうと、『まけんな栄村』を書き続けました」
「みんながあきらめないで何とかもう一度ここで暮らしたい。そういう思いを込めてみんなで協力して声を掛け合って乗り越えてきたから今があると思っています」