今年の12月に出発する第66次南極地域観測隊の候補者の訓練が、東御市で行われました。

訓練は雪が多く、南極の夏の気候に似ている湯の丸高原で5年前から行われていて、今年は3月4日から5日間の日程で、候補者を含む110人が、安全に行動するための知識や技術を学んでいます。

7日は、万が一、GPSが使えなくなった場合でも目的地に到着できるよう、地図とコンパスを使ったルート工作の訓練が行われました。

南極観測隊は公募で集まった大学の研究者や、調査をサポートするプロの登山家、基地の維持管理などを担う民間の技術者などで組織され、南極の環境や動植物の観測など幅広い活動を行っています。

第66次南極地域観測隊 原田尚美隊長:
「(それぞれの任務を)いかに100%に近い状況で達成して、無事に帰ってこれるかという風に思っています」

東京大学教授で海洋学が専門の原田尚美(なおみ)さんは、観測隊史上初めての女性隊長となりました。

原田隊長:
「やっぱり南極だけは別格ですね。人を近づけさせない過酷さっていうのも魅力の一つ」

候補者91人は今後厳しい身体検査などを経て正式に隊員となり、夏隊は3か月、越冬隊は1年3か月の間、南極に滞在します。