諏訪湖では護岸工事などで減った水生動物の生息域を増やし、魚介類が多くいた、かつての湖を取り戻そうという取り組みが始まりました。

諏訪湖の沖に浮かんでいるのは…

浮魚礁(うきぎょしょう)です。

魚介類が生息したり、産卵がしやすいようにと、およそ2メートル四方のいかだ状の浮魚礁が9基、設置されました。

諏訪湖はかつて、入り江に水生植物が生い茂り、多くの魚やエビが住んでいました。

しかし、水害を防ぐための護岸工事が進むと、それにあわせるように魚の数も大きく減少しました。

今回設置した9基の浮魚礁には、ヨシやマコモといった諏訪湖に育つ植物を植えることで、タモロコ、モツゴといったかつてよく見られた魚の生息場所にします。

また、水深およそ3mの湖底には、直径30cmほどの石を積み上げ、テナガエビなどが生息する環境を整えます。

諏訪農業農村支援センター 松崎良一センター長:
「諏訪湖というのはこういった場所にありますから、治水もしっかりしていかなくてはいけないし、それからレクリエーションの場、癒しの場ということもありますし、そういった中ではかつてのように、生物が豊かな多様性のある湖に戻したいというプロジェクト」

事業は、県が行う「県民参加型予算」で採用された4つの事業のうちの1つとして行われるもので、県では月一回、投網による魚介類の調査を行って浮魚礁の効果を確認する方針です。