■体育館が”41世紀”に!…発掘された”2000年前の化石”とは?

白い布を、化石が埋まった土に見立てて


(現代美術家 柴川敏之さん)
「今日はね、この白い布を2000年後の土だと考えてください。」
「このスコップ(ローラー)で、ここの下に埋まっている化石をいっぱい掘り起こしてみたいと思います」

ペンキをつけたローラーを転がしていくと…

21世紀の電子鍵盤の化石を発掘!

(児童)
「これ多分パソコンじゃ」


「これ、そろばんじゃ!わかったわかった。これそろばんじゃ」

発掘に熱中する子どもたち。2000年後の未来から今を見つめ直すことで、気づいたことがありました。

”41世紀目線”でいろいろな発見が


(児童)
「なくなってほしくないものは家。絶対、家。いつも家に帰ってベッドとかで寝るんじゃ」
「ご飯を作るものとかを残しておきたい。ご飯が食べられなくて人が亡くなったりしたら悲しいを思いをするから。」

(記者)
「今と2000年後は、どっちがいいかな」
(児童)
「今の方がいいと思う。パパとママも若いし、ばあばたちもまだ死んでいないから」

小学2年生たちが気付かされた 21世紀の「良さ」


(現代美術家 柴川敏之さん)
「子どもたちは楽しそうにやってくれて、興味を持ってくれて嬉しかったです。
(記者)
「先生の思いは伝わったでしょうか?」
(柴川さん)
「どうですかね。伝わってくれるといいなと思いますね。」

今回の「遺跡候補群」が教えてくれたもの
41世紀から「いま」が見えたワークショップでした

2000年後=41世紀の人から見ると、現在=21世紀はどのように映るのでしょうか?

子どもたちが発掘作業を体験した布は今後、真庭市の博物館に展示される予定です。