「さぬきの名物」にも賑わいが戻ってきました。ゴールデンウィーク、全国から香川を訪れる多くの人の一番の目的といえば「讃岐うどん」、今年はうどん店に長い行列ができています。

(古川豪太記者 リポート)
「こちら、高松市の人気のうどん店ですが、ご覧のように長い行列が続いていて、角を曲がって住宅地の中をずーっと続いていて、最後尾はといいますとなんと一周しています。これでまだ午前8時過ぎです。
(来店客)「一周しとるが」

香川県の観光といえば、「讃岐うどん店めぐり」です。全国から多くの観光客が訪れ、開店時間の午前6時に並んでも、「食べられるのは数時間後」という。まるでテーマパークのような人気ぶりです。

(佐賀県からの来店客)
「おいしいです。3時間待ちです、3時間並んだ価値は?かなりあります」
(沖縄県からの来店客)
「沖縄からです。もう最高ですね」

あまりの行列に呆然とする人もいました。

(東京から)
「車でとんでもなく並んでいるんで、悩んでいます。すごいですね、もうコロナ以前に戻っているような」
コロナ禍では、人気のうどん店にも厳しい時期がありました。

(浜田恵造香川県知事(当時)2020年会見)
「連休は有名なうどん屋さんは閉まっておりますと。それを全国に発信せざるを得ない」

2020年のゴールデンウィークには、香川県からうどん店に休業要請が出され、人の姿が消えました。

3年が経ち、コロナ前、それ以上の賑わいを取り戻したうどん店です。コロナ後の香川の観光に、光が見えてきました。

(来店客)
「うどん巡りできました。あと2軒ぐらいは行きたいですけど、時間があれば」

(うどんバカ一代 椎名真一郎 店長)
「コロナ前に戻ったか、それ以上になったかって、感じですね。ここまで観光客が来るってことは、完全に戻ったんだなっていう実感があります」

大型連休に人出が多いのは当たり前、ということすら忘れかけていたこの3年間。ポストコロナを実感する、今年のゴールデンウィークです。