社会で生きていくため続けてきた絵は多くの人を魅了

社会で生きていくため続けてきた挑戦。知人のつてなどで去年から個展も開いています。現在開催中の会場でも多くの人を魅了しました。
(来場者)
「かわいかった」
「私には描けない絵だなと」
「一番下の娘が自閉症で、小さい頃からいろんなことをさせてみたんですけど、得意というものがなくて、そうやっている方がいるだけでこちらも元気が出ます」
見る人に力をくれる海太郎さんの作品。1人1人の個性が輝き認め合える社会を願ってペンを握ります。

(スタジオ)
RSKイブニングニュースでは、愛媛県在中の自閉症の画家・石村嘉成さんご紹介しているんですけれども、和美さん、こういった何かを好きなことだったり、得意なことだったり、のめり込めるものを見つけられるって素晴らしいことですよね。

(母親・和美さん)「それを探すために、『障害があるからといってできない』と決めつけずに、いろいろなことをさせてきました。例えば山登りであるとか、佐伯町に乗馬に通ったこともあります。お遍路も友達と組んで行きましたし、本当にいろいろなことをした中で、そういうことが全て海太郎の中にエッセンスとなって、絵を書くときピアノを弾くときに、そういったことが生かされてきたような気がしました」

本当いろんな経験をされて、でもやはり絵が好きっていうところに、発見にもなったんですね。
(母親・和美さん)「はいそうです」

ピアノも上手でしたもんね。本当に素敵でしたね。海太郎さん。

(海太郎さん)「ありがとうございます」

その他にも、作品をいくつかご紹介させていただきたいと思います(【写真を見る】参照)。

岡山市の中心市街地・表町商店街ですが、こちらのシャッターに描かれた絵も海太郎さんが描いたものなんですよね。

(母親・和美さん)「はい。これはまだ高等部に通っている頃、学生のときですけれど、頑張っていると、書きませんかというお話をいただき、書かせていただきました」
こういった依頼が海太郎さんにあったというのは、お母さんとしてはどういうふうにそのとき感じられましたか。

(母親・和美さん)「やっぱりこれは社会の中で繋がっていけるきっかけにもなるし、もっと頑張って書いていってほしいなというふうに思いました」
イオンモール岡山では、海太郎さんの個展が5月7日まで開かれています。海太郎さん、これからの創作活動を楽しみにしています。今後どういうふうに頑張っていきたいと思いますか。

(海太郎さん)「頑張ります」
【イロドリ】西文明堂イオンモール岡山店 ~5月7日
