事件を「コンテンツ」にする動画配信者 遺族が訴える「規制の必要性」
小さな偏見や誤解は、いつしか「コントロール不能な悪意」へと膨れ上がります。SNSでの無責任な拡散に加え、近年では時代を反映した「新たな二次被害」も、遺族を深く苦しめていると敏さんは指摘します。
(堤 敏さん)
「被害者や加害者というものは、世間一般の人の認識とは大きくかけ離れた部分もあって」
「『加害者は当然悪者』という認識で捉えられるんですけども、犯罪被害者も社会から好奇な目で見られることが多くて、『あの家族が被害者となったのは、何か理由があったからだ』っていうような推測が生まれてくる」
「それが『被害者側にも落ち度があったからだ』、そういう論理にすり替わって、偏見や非難を持って接するようになってくる。加害者においては、加害者の家族がそのターゲットとなって、
『あの人の家族だから、何をするか分からないよ』
『あの人の家族だから、同じようなことするんじゃないの』、
そういうことを言われて、それは小さな子どもでさえ、
『親がああだからね』
『あの人の子どもだからね』、
そういうことを言われて、その非難や偏見の対象になって、いじめの原因になったりもします」
「最初は近所の数人の小さな噂話から始まって、徐々に広まっていく。それがSNSに移行して拡散されていく」
「それは加害者側だけではなくて、被害者側も同じように、噂話は1人歩きして、誇張され、いろんなことを付け加えられて拡散されていきます」
「最近では、それらを後押しするように、興味本位だけで事件をおもしろおかしく配信したい、スマホやビデオカメラを片手に撮影しながらやってくる、ユーチューバーと言われる者までいます」
「これらに関しては、支援というよりも、なんらかの制度や規制が必要ではないかなと思います」










