日本人観光客から高い人気を誇る「常夏のリゾート地」アメリカのグアム。今年3月に台北線が再開予定で、海外との扉が開いた岡山空港に「再びグアム線を就航させよう」と、岡山県などが旅行代理店向けのセミナーを開きました。

(グアム政府観光局 小路伸佳 アカウントディレクター)
「沖縄はこの時季に行っても泳げません。ハワイは泳げるかといったら『泳げない』グアムはいつ行っても『泳げる』。3時間半で行けるアメリカンリゾート」

「常夏の島の魅力」を訴えるのは、グアム政府観光局の担当者。岡山県と観光局が主催したセミナーです。約8年前から運休となっている「グアムへの定期路線の再開」を目指して、岡山県内の大手旅行代理店などを招きました。

「ハワイより時間も費用も気軽に行けるリゾート地」グアム。グアム政府観光局の調べによりますと、2019年の島を訪れた観光客の4割・約68万4千人が日本人観光客と、国内人気の高い旅行先です。

しかし2021年時点では、新型のコロナの影響で約7.9万人にまで年間来島者数が激減してます。

(グアム政府観光局 小路伸佳アカウントディレクター)
「コロナ禍の状態、ポストコロナ状況下で、小さなお子様からお年寄りまで楽しんでもらえる、安心して楽しんでもらえるディスティネーションでございます」


岡山空港では、2015年から岡山ーグアム線を運休していますが、昨年8月、グアム政府観光局が岡山県に再就航を要望。航空会社のユナイテッド航空にも要請し、これまで運航していた全国10都市での路線再開を目指しています。

またセミナーでは、現地の魅力を伝える料理も振舞われます。

(坂井亮太キャスター)
「こちらが、グアム伝統料理的な家庭料理の『チャモロ料理』。特製ソースがピリ辛なんですけど、しょうゆベースになっているので日本人好みの味付けになっています」

参加者も、日本人にも親しみやすい「食」や、物価高でも訪れやすいグアムの魅力を感じます。

(参加した旅行代理店)
「醤油とか酢の味もして美味しいです。セミナーを聞いて、ハワイがなかなか燃油が高くなっている中で。比較的グアムの方がおススメがしやすいなと。積極的に提案していきたい」

(岡山県航空企画推進課 森晃章課長)
「県民の方が気軽に海外に行ける選択肢が増えるという事で、利便性が向上すると思います。グアムに興味持ってもらえたらと思います」

再び岡山をリゾート地への玄関口に。岡山県では、今後チャーター便などで利用実績を作り、定期路線の再開を目指したいとしています。