ナメクジは雌雄同体
──ナメクジは雌雄同体と聞いたことがありますが…。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「ヤマナメクジもほかのナメクジと同じく雌雄同体です。一匹の体にオスとメス両方の生殖器官を持っています。
動きがゆっくりなナメクジは、遠く離れた仲間と出会う機会が多くありません。広大で天敵も多い森の中では同じ仲間に出会う機会もさらに限られます。
そのため、その少ない機会を生かすため、二匹が出会って交接を始めると、輪を描くような独特の姿勢で精子を交換し、その後、それぞれ別の場所でゼリー状の卵を産みます。
この大きなナメクジが森の中で残す命のバトンパスはなかなかの存在感、一度目にすると感動しますね。
こうして、一度の出会いで二匹とも親になり、また二匹は分かれて別の生活へ。一期一会を無駄にしない、森で生き抜くための知恵なのでしょう」










