香川県は、節分にあわせて「オリジナルの恵方巻」を毎年発表しています。香川の食材をもっと買ってもらおうというもので、今年は “人気の食材” を使って恵方巻を完成させました。

今年発表された「さぬきまるごと恵方巻」に使われたのは、香川県を代表するメニュー「骨付鳥」です。

金時人参やアスパラガスなど、あわせて7種類の香川の食材が使われています。「さぬきまるごと恵方巻」は、香川県や県の調理師会などが、「香川県内の農・水産物を知ってもらおう」と、10年前から販売しています。

(香川県調理師会 北村隆明副会長)
「骨付鳥だけを食べたらスパイスが効いているので、白ご飯とかそういうのでちょっと口の中を和らげるんですけど、逆にこの巻きずしの中に入れたら、その他の脇役の食材で引き立たせるということで、割と薄味の副菜の味付けにしています」

(茅原淳記者)
「持っただけで『骨付鳥』のいい香りがしてきます。今年の『南南東の恵方』に向かって食べてみたいと思います。骨付鳥が主張をするという感じではなく、全体に調和した味わいとなっています」

こちらは、一緒に発表された「スイーツのさぬき恵方ロール」です。今年初めて参加する、丸亀市の「パティスリー・シエル」の新作です。「宇多津の塩」を隠し味にしています。

(香川県洋菓子協会 林小百合さん)
「甘さが控え目ですので、ローストしたナッツをゴロゴロ巻き込んでいますので、『甘いものが苦手だな』という方にもお勧めしたいと思います」

(香川県県産品振興課 藤本圭一さん)
「本当に、香川県の食材の魅力の詰まった恵方巻と恵方ロールになっていますので、ぜひ食べていただいて、その良さを感じていただければと思います」

レシピは店ごとに工夫され、「さぬきまるごと恵方巻」は21種類、「さぬき恵方ロール」は17種類が、香川県内47店舗できょう(10日)から予約販売が始まっています。