なぜこんな形に?
──なぜ、リスがまつぼっくりを食べるとこんな形になるのでしょうか。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「ニホンリスは、とても几帳面な食事スタイルの持ち主で、樹上でまつぼっくりを前足で抱え、鱗片の先端ではなく、根元からまつぼっくりの鱗片を一枚ずつかじりとって、中にある種子(いわゆる松の実)だけを丁寧に食べます。
これは、中にある貴重な栄養源である種子を、無駄なく食べるための合理的な方法です。
勢いよく噛み砕くのではなく、一枚ずつ、規則正しく芯から削ぐように食べ進め、外側の鱗片だけがきれいに取り除かれ、芯だけが残り、あの独特のエビフライ型の残骸ができあがります」
「同じ齧歯目のいわゆるネズミの仲間たちも、まつぼっくりをかじることはあります。しかし、ネズミの場合は齧り跡が不規則で、エビフライのような均整の取れた形にはなりません。このあたりも、リスがいるかどうかを見分ける際の大切なポイントです」













