さらに「防弾チョッキ」を要求した少年 感じた「心の動き」

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そして、少年は「防弾チョッキ」を要求をしたということです。

山口さんは「ピストル」や「防弾チョッキ」を要求した少年の心の中を想像したと言います。

(山口真由子さん)【画像③】
「最初、ピストルを要求したのは、ひょっとしたら『自殺しよう』と思ったのかもしれない」

「(一方で)防弾チョッキは『人から殺されたくない』。。。」

「わがままかもしれないけど、『ピストルで自殺する=自分の命がどうでもいい』と思っている人は、他の人の命なんてどうでもいい。。。少年の心の中にいろんな動きがあったのかなと」

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そして、警察から少年に「防弾チョッキ」が手渡されます。

(山口由美子さん)
「防弾チョッキが手渡されましたが、少年は『これは偽物だから、本物を持ってこい』と突き返しました。警察の方は、本部まで(再び)取りに行かれ、かなりの時間を待たされました。少年もイライラしていたと思います」

少年と会話をしていた女性が、早く少年の要求に応じるように警察に対して「けが人がいるから、防弾チョッキを早く持ってきて」と叫んだと言います。

少年の心は、女性が取った対応に反応したのかーー少年は女性に対して「おい、あんたのことすいと(=あなたのことが好き)」と話したということです。

山口さんは、少年の心の中に色々な動きがあったのではと…想像したと振り返ります。