防災士を目指すに至った原体験 3歳の時に起きたあの災害

(西日本豪雨)「サイレン音」

2018年7月の西日本豪雨です【画像⑪】。岡山県では災害関連死を含めて95人が亡くなりました。

【画像⑪】

俐哉くんは当時3歳。暮らしている岡山県北の柵原地域にも被害が及び、吉井川のすぐ側の自宅は床下浸水に見舞われました【画像⑫】。

(俐哉くんの母・真実さん)
「水が来るって、なる前に、もう子どもたち3人は2階に避難したんですけど、だからその状況も見てないので、覚えてはいないんですけど」

「まあ写真とか見て『こんなにきとったんじゃなあ』っていう話をしたりして、そういうのを見たらみんなで意識が高まる」

【画像⑫】

防災士の勉強を進めていく中で、母親から身近に起きた災害の話を聞き、「地域の人の役に立ちたい」という思いがより強くなった俐哉くんです。

(柵原学園5年防災士 安東俐哉くん)
「自分の家がこうなっていると思ったら、ちょっとびっくりしたけど、もし次こういうことが起きたら、防災士として地域に貢献したり、家族のなかでも防災士としてみんなを助けたりできたらなって思ってます」

【画像⑬】

大好きなクラスメイトや地域の人たち、そして大切な家族の命を守るために…10歳の防災士俐哉くんの活動はこれからも続きます。