低緯度オーロラが発生?いつ、どの方角を見るべき?

──太陽フレアの影響で日本でもオーロラは見えるのでしょうか。

山陽学園大学 米田瑞生さん

「普段から、地球は太陽からのプラズマを浴びて、それが北極・南極上空に集まり、オーロラが発生していますが、太陽フレアに伴う大量・高エネルギーのプラズマが、地球に到達すると、非常に明るいオーロラが発生することがあります。

これを、オーロラブレークアップと言います。明るいオーロラが発生するだけでなく、普段はオーロラが見えないような、北極・南極から離れた、比較的低緯度の場所でも、オーロラがうっすら見えるようになります。

この低緯度オーロラは、北の空に赤くぼんやり見えることがあります。昨年も、太陽フレアに伴い、日本でも低緯度オーロラが観測されました」

2024年8月12日 北海道・佐呂間町で花崎洋平さんが撮影

「11月9日から10日に発生した太陽フレアに伴ったプラズマが地球に到達するのが、11日深夜くらいだと思われます。

街明かりを避けて、北の空に注目すれば、中国地方からも、オーロラを見ることができるかもしれません」