老朽化などを理由に香川県が解体を決めている「船の体育館」をめぐり、民間の団体が工事に関する一切の公金を支出しないよう求めていた住民監査請求について、県の監査委員はこれを棄却しました。

世界的建築家・丹下健三が設計し、「船の体育館」として知られる旧県立体育館です。香川県は老朽化や耐震性を理由に解体を決めていて、工事に約10億円を見積もっていました。

これに対し、民間の建築家らでつくる「再生委員会」は、「安全性に対する県の判断が技術的裏付けを欠いている」などとして解体工事に一切の公金を支出しないよう、今年9月、住民監査請求を行っていたものです。










