持続可能な地域交通を目指して、香川県三豊市で、自動運転バスの2回目の実証運行があす(1日)から行われます。今回は、信号を認識する高度な技術も取り入れられています。

あす(1日)から1か月間、三豊市詫間町を巡回する自動運転バスです。実証運行は市とNTT西日本が共同で行うもので、今年1月に次いで2回目です。実用化により近づけるため、車両の性能が大幅に向上したとといいます。
(米澤秀敏記者)
「今回の車両ではセンサーの数を増やしています。より安全性を高め、障害物を検知する機能なども高まっているということです」
きょう(31日)は関係者が試乗して安全性を確かめました。
(オペレーター)
「いまオートに切り替えて走っています」
時速20キロ以下の低速で、片道6.5キロのコースを1日5往復します。

システムが、アクセルとブレーキ、ハンドル操作を制御。ドライバーはモニターを見てシステムを監視し、緊急時は運転を代わるいわゆる「レベル2」の自動運転です。今回新たに導入されたのが「信号協調」。車載カメラが信号の色を認識するなどして、通過か停止かの判断を支援する高度な技術です。

(池田豊人香川県知事)
「はい乗ります」
「地域の足の確保が急がれています。そういう中で、この自動運転というバス、これからの社会に不可欠なものですから、おおいに期待しています。待ったなしで、とにかく早く実現して、県下全体に広げないといけない」

三豊市は、地域の理解を得ながら実証運行を重ね、将来的に「レベル4」の完全自動運転を目指したい考えです。










