自然派ワイン造りを趣味の範囲で学べる場も

大岡さんと林さんが4年前から運営しているのが、自然派のワイン造りを趣味の範囲で学べる「おかやま葡萄酒園」。会費を払えば誰でも参加できます。

吹雪の中、おかやま葡萄酒園の集まりで大岡さんがスピーチしました。

(大岡さん)
「まあ今日は絶好の開墾日和なんで(笑)頑張ってやりましょう。よろしくお願い致します」

耕作放棄地を、蘇らせます。趣味という割には重労働に見えますが参加者は笑顔です。

ー伐採の作業ってやったことあるんですか?

(参加者)
「ないです。大変だけど、なんかみんなが結構気楽な気持ち・・・気楽な気持ちじゃないかもしれないけどピリピリしていないっていうか、やわらかい雰囲気の方が多いから。いつかブドウ畑になってワインができるのが楽しみです」

開墾した畑に苗を植える作業の前に、大岡さんが説明します。

(大岡さん)
「今回ですね、こっちが”龍王”という品種になりまして、向こうが”りざん”という品種になります」

収穫量が安定する「龍王」「りざん」の評判が広まれば、新規で就農する人が増えて、農業人口の減少にも歯止めがかかるかもしれない。日本の農業の未来も見据えています。

ー大岡さんは、どんな人ですか?

(参加者の女性)
「あまり敷居が高くなくワインを身近に感じられるようなきっかけを作ってくださる方だなと思います」