新型コロナのワクチン接種を安全に行うため、アナフィラキシーショックが起きた時の対応などを学ぶ研修会が岡山市北区で開かれました。

岡山県と県医師会が開いたもので、医療機関や集団接種会場で接種を担当する約450人が参加しました。

11月、愛知県でワクチンの接種直後、体調が急変した女性が死亡したことを受け、アナフィラキシーショックが起きた時の対応を学ぶものです。
「ズボンの上からでも構いません…」

接種後の経過観察中に体調が急変したことを想定し、アドレナリン投与の対応を再現しながら手順などを確認しました。

(岡山県医師会 松山正春会長)
「アドレナリンというのは使ったことがない人はなかなか使えないので、アドレナリンを使うというスイッチがどこで入るのかが、一番大切だと思います」

研修会ではこのほか、岡山県内で接種間隔の誤りが多いことから、複数人で前回接種日の確認を徹底することなどが呼びかけられました。