■保育園の様子を「動画で見られる」そのメリットとは


「エリア」や「施設の種類」といった条件を入力すれば、該当する施設が表示される、岡山市内では初めてとなるオンラインサービスを開発。

現在、333の保育施設を掲載しています。「園の雰囲気も伝えたい」と動画による紹介もしています。


(白菊保育園 湯浅禮行園長)
「誕生日会なので『手作りケーキ』は3時のおやつにしてるんです」

(大津さん)
「かわいいですね」


(園長)
「コロナの以前は、ここで3歳・4歳・5歳が一緒に誕生日会をしていたんです。ただクラスが交わるんで」


自身も5歳と3歳の子どもの母親である大津さん。コロナ禍で施設見学に思うように行けず、混乱することも多かったといいます。

■「保育士さんがどのような顔で子どもたちと接しているか」

母親の目線で知りたいポイントを撮影します。


(ほいらく 大津朱里代表)
「自分が保活で気になったところとかを、動画になるべく収めたい」

「施設の中だったら、除菌とかされているか。清潔感というところ。こういった給食のところとか『どういった形でにしているか』など気になったりしますね」


(大津さん)
「かわいい…。けっこう私も編集しながらニコニコしながら」

「保育士さんも『どのような顔で子どもたちに接しているか』...特に私とかはめちゃくちゃ見ていた」


「保育士さんは、子どもたちを一緒に育てる『もうひとりの親』というふうに思うから」


「その人たちが楽しく働けているかというのが。子どもの教育とか接する姿に現れていると思うので。そこは少しでも分かるように」

少しでも負担を減らしたい…大津さんは「ほいらく」のサイトに掲載する情報を2025年度までに、全国規模に広げたいと意気込みます。


(ほいらく 大津朱里代表)
「『保育をらくに楽しく』でも、楽しくできるのって、心にゆとりがないとやはりそのような感情は芽生えない」

「だから、業務とかやらくてはいけないところを楽にすることで、子どもたちにもいい笑顔を与えられるのかなと。手助けができるようなサービスを目指していきたい」


「デジタルを活用して保護者の負担を減らしたい」。岡山発のサービスで「保活」を変えようと奮闘する大津さんです。

全国でも初めて、だというWEB上での保育利用の調整点数シュミレーションも掲載、大津さん自身プログラミングを覚えてHPの立ち上げもしたそう。現在は、保護者向けだけでなく保育士の求職なども行っています。