新スタジアム議論「ワーッと盛り上がるときほど慎重に、でも…」
(ジャーナリスト 春川正明氏)
「思うんですけど、私はやっぱり、RSKイブニングニュース(月~金 18:15~18:50放送)でも何回も申し上げましたけど、やっぱりそういう『集う施設』というのは大事だと思うんです」
(伊原木隆太 岡山県知事)
「そうですね。私自身、『ワーッ』と盛り上がってるときほど、慎重に、慎重にいかなきゃいけない。それに乗っかるのは簡単ですからね、、、ということでずいぶん『伊原木はやる気があるのか』って思っている人は沢山いるかと」
ー私も「今日それを聞いてくれ」っていろんな人に言われたんですけど。
(伊原木隆太 岡山県知事)
「もう歴史の教訓で、盛り上がってる時に何かいい恰好をするっていうのは、後で『何で、熱に浮かれてあんなことやっちゃったのか』っていうことが多いので、『盛り上がってるときほど常に慎重に』っていうふうに思っているんですよ」
「ただ、あれだけの人がこの署名をしたっていう事実は重いので、慎重にやっていくんですけれども、でもこれはかなり『前に向かって行けよ』というふうに、、、」
「(署名は)全員が岡山県民じゃないそうですけど、この岡山県民、有権者、納税者の皆さんから背中を押されているな、ということを思いました」
『検討を実務的に進めても大丈夫』という感じが、ジワッと
ーということは、しつこいようで何度も聞きますけど、サッカー専用スタジアムに向けて知事の中では「ちょっと一歩踏み出した」って感じですか?今のところは。
(伊原木隆太 岡山県知事)
「そうですね、『検討を実務的に進めても大丈夫なんだな』っていう感じが、ジワッとできましたね」
ー県議会の様子はどうですか?県議会でも議論が始まりかけてますけど。
(伊原木隆太 岡山県知事)
「もう、このほんの数週間の間に30万ぐらいからワーッと50万までいって、さらに上積みの可能性もあります。これはそれぞれの方にとってずいぶんまた、違うことになるんじゃないかなというふうに思います」
「それぞれの議員の先生は、それぞれの支持者・支援者の方とのコンタクトがあって、『いやあ、こうだよな』と日々、県民の皆さんの意見に耳を傾けられている訳ですから、それぞれの方が民意をすくい取ってそれが集まってくる」
「二元代表制のもとで、私と議会の皆さんでの対話でどれぐらい我々進めるべきなのか決まってくるんだと思います」
春川氏「市民の誇りも含め、施設の『社会的価値』が大事」
(ジャーナリスト 春川正明氏)
「この前もRSKでスポーツのシンポジウムをやったときに、その絡みで私も「長崎スタジアムシティ」という、サッカー専用スタジアムとアリーナがついてるところに行ったんですけど【画像⑦】」

「やっぱり、街のど真ん中にこういうところがあって、取材で一番印象的だったのは地元の学生…岡山もそうですけど、残念ながら大学で県外に出る人が多いんですね長崎も。人口もすごく減ってるので」
「でも『こういう施設ができるなら、将来就職も含めて帰ってこようかな』という学生がいたんですよ【画像⑧】」

「だから、サッカー専用スタジアムとか新アリーナ作るって、もちろん経済的効果とか費用対効果ももちろん大事なんですけど、私は申し上げてるのは「シビックプライド」=市民の誇りとかも含めて、「社会的価値」というのはそういう施設すごく大事なんで」
「伊原木さんにはそういうところも含めて、お話を進めていただけたらなと思うんですが」
(伊原木隆太 岡山県知事)
「最近、広島に行ったり神戸に行ったり名古屋に行ったり、、、以前は隠れて視察をしてましたが、今は視察していることはオープンにしてますけど、やっぱりスタジアムによってずいぶん違いますよね」