「現代詩の母」と呼ばれる詩人の永瀬清子さん。
没後30年となる今年、永瀬さんの功績を偲ぶさまざまな催しが開かれています。
10月19日(日)には、永瀬さんの詩「星座の娘」に着想を得た箏曲が、岡山市で披露されます。
現代詩の母 永瀬清子さん
永瀬 清子(ながせ きよこ)さんは、1906年2月、現在の岡山県赤磐市に生まれ、
金沢や名古屋、東京で暮らした後、岡山に戻り、農業に従事しながら詩をつくりました。
1987年「あけがたにくる人よ」で地球賞、現代詩女流賞を受賞。1995年2月に亡くなりました。
没後30年となる今年5月、岡山市北区の表町商店街に、詩人の永瀬清子さんやハンセン病文学の書籍などを集めた読書室が設けられました。

「詩人 永瀬清子とハンセン病文学の読書室」は、国のハンセン病療養所内の建造物・記録物を「ユネスコ世界遺産」に登録しようと取り組む協議会が開設するもので、だれでも無料で利用できます。(正午~午後6時 月・火は休館)
読書室では毎週日曜、永瀬さんやハンセン病をテーマにした講演会や朗読会が開かれています。
10月19日(日)午後2時からは、永瀬清子さんの作品をRSK山陽放送の小林章子が朗読し、箏曲家の景子さん(岡山市在住)が箏の生演奏を披露する予定です。