解体か再生か。「船の体育館」をめぐる動きです。
世界的建築家が設計した「船の体育館」
解体を決めた香川県は、工事の入札を予定通りきょう(2日)から実施しています。一方で、建物の保存を訴える民間の団体は引き続き県側と対話を求める考えです。
世界的建築家、丹下健三(たんげ・けんぞう)が設計し、「船の体育館」と呼ばれる旧香川県立体育館です。香川県は、老朽化や耐震性を理由に解体を決めていて、きょう(2日)から4日まで、工事を行う業者を決める入札が行われています。

予定価格は9億2000万円余りです。一方、建物の保存を訴えているのが、建築家らでつくる「再生委員会」です。
(旧香川県立体育館再生委員会 長田慶太委員長)
「入札はひとまずまだ手続きの一環かなっていうくらいにしか今はまだ捉えられていないというか。まだ続きがあると思っていますんで」
「明らかになっていない事実がいっぱいあると思うんですよ。安全性に関しても」
