今年、全国的にマダニ【画像①】に噛まれる被害が急増。

香川県では媒介されるウイルスにより死者も出ています。これから暑さも落ち着けば山登りなどのレジャーに出かける機会も多くなる中、どんなことに気をつければいいのか、専門家に聞きました。

【画像①】

体長数ミリ程度の小さな吸血生物「マダニ」が媒介するSFTS=重症熱性血小板減少症候群の感染者数は、全国で今月10日までに過去最多の135人。

国内患者の致死率は27%で、香川県でも今年2件の死亡事例が起きています。

(東洋産業 大野竜徳さん【画像②】)
「今年の天気が影響しているのではないかなと。雨とか風というのは生きものにとって非常に厄介なものなんですね。雨が降らなくてなかなか濡れない、風も吹かないから落ちないということになると、こういう生き物が生き残りやすい環境ができてしまっていたのかなと」

【画像②】

今年の気候がマダニの増殖に影響しているのではと話すのは、害虫駆除などを手掛ける東洋産業の大野さんです。大野さんによりますと、マダニは私たちの身近な場所にも生息しているといいます。