皆さん、「ティラノサウルスレース」をご存じでしょうか?

アメリカが発祥とされていて、そのユニークな走りっぷりから、いま全国的にブームになりつつあります。

そして今月(11月)、香川でも、観音寺市で初めてレースが開催されました。息子、娘、弟のために…走る「恐竜」たちの思いに迫りました。

■ティラノサウルスレース 「負けられない戦いがここにある」

今年4月に鳥取で行われた、日本で初めての「ティラノサウルスレース」。コロナでたまったストレスの発散でしょうか。瞬く間に全国に広がりました。


「負けられない戦いがここにある。いくぞ、オー!」

■「恐竜」100頭以上が集結 砂浜を全力疾走する“それぞれの理由”


観音寺市の有明浜に、100頭以上の「恐竜」が集結しました。

恐竜の姿で砂浜を全力疾走。なぜそんなにも熱狂するのか?走るには、それぞれの理由がありました。


「よーい、パーン」


■兄・駿生くん(8) 弟・愛久くんのために走る!

恐竜の着ぐるみから顔を出した、子どもたちです。福島駿生くん、8才です。懸命に走る姿を、家族が見守ります。


(母親 福島あんりさん・32)
「どうだった?」

(長男 駿生くん・8)
「つかれた」


(母親 福島あんりさん)
「頑張って走った?」
「愛久のぶんまで頑張って走った?」

(長男 駿生くん)
「けどなあ、1位にはなれん」


弟、愛久くんのために走りました。


(父親 福島達範さん・39)
「この子がうちの次男なんですけど、生まれた時からずっと香川大学病院にかかっていまして、そのご縁で、先生からご紹介いただきまして来ました」