■農作物にも被害が…

2022年2月7日、イノシシが捕獲された畑では2021年春に檻を設置しました。最初はタケノコ、そして農作物にも被害が出たためです。

(畑を所有する 光延將さん)
「この下、ここが割けているでしょう。これがずっと枝があったそれが割けている。」

無残にも折りとられた枝、被害に遭ったのは沢田地区で栽培されているブランド柿、富有柿の木です。

富有柿

昨年はまだ実が青いうちからイノシシに荒らされ、光延將さんの畑では、30本のうち半数ほどで枝が折られました。

(畑を所有する 光延將さん)
「作業性を考えて低く低く作っていってるんだけど、それがやっぱりさばりやすいが、低いとそれでやられている」

(沢田町内会 佐藤昭夫 副会長)
「すごい、敵じゃわな、なかなか捕れんわな、向こう賢いわ。」

一度に8頭が捕獲され、この畑での被害はしばらく収まると見られますが、楽観視はできないといいます。

ーーこれで被害はなくなる?

(沢田町内会 佐藤昭夫 副会長)
「そりゃあ無いじゃろう、まだおるでしょう。すげえ数がおるからな。」

(NPO法人green顧問 西岡正義さん)
「またよそから入ってくるからまた一緒ですけど…」

春には再び出産期がやってきます。コロナ禍でもイノシシは手加減してくれません。各地で被害に悩まされる日々が続きます。