ちなみに「2015年」のランキング 1位は?
2015年からの調査結果を踏まえ、この10 年での変化について、中高生のなりたい職業1位が「教員」である点は、変化がなかったということです。
「YouTuber・VTuber」が小学生でランク外から4位に、高校生で「SE・プログラマー」が13 位から6位に上昇するなど、デジタル化に応じた変化もみられたということです。【画像⑤】

調査を実施したベネッセ教育総合研究所は今回発表したランキングをもとに以下の提言を行っています。
〇木村 治生さん (ベネッセ教育総合研究所 主席研究員)
「なりたい職業を早期に決め、それが一貫していることが重要。職業をめぐる環境の変化が激しい今日、いま知っているわかりやすい職業を選ぶことが良いかもわかりません」
「それよりもむしろ、自分の多様な可能性を考え、いろいろな観点から進路について深く考える経験が大切です。そのような経験は、子どもの学習意欲や行動にプラスの関連があることが明らかになっています」
「子どもたちの進路は一人ひとり異なり、多様です。私たち大人にできるのは、子どもを型にはめるのではなく、考えるきっかけを与え、選択肢を広げ、ともに悩み、応援することです」
「今回の調査結果が、子どもたち自身が未来を考えるうえでの契機となり、周囲の大人がその過程を支えるためのヒントとなれば幸いです。」