事業を引き継ぐ「地域への恩返しに」

丹治釣具店がなくなれば釣り針などのちょっとした道具を購入するだけであっても車で約30分かけて岡山市中心部まで出かけなければならなくなります。

元々、客として丹治釣具店を利用していて店に愛着もあった成広さん。生まれ育った地域への恩返しにもなるのではと薬局の一角に釣り具コーナーを設けるという形で事業を引き継ぐことにしたのです。

(成広和朗社長)
「私自身がここの町に育てられているというのもあったので、やっぱり残してあげたいなと」「廃業も今多いので、できるのであれば、近くにあった肉屋さんもやめたんですけど、肉屋さんもしたらよかったかな~と、肉屋のコロッケとか高校生とか喜ぶんじゃないかなとか」

釣具を購入できる場所が地元に残ったことについて住民は…

(地域住民)
「ここに残ったということは、地元としては万々歳じゃないでしょうか」

(旭川南部漁業協同組合 古屋雄吉さん)(※士ではなく土)
「市内には(釣具店が)いくらでもあるけどここの地域にないというのも」

(旭川南部漁業協同組合 近兼義則理事)
「大きい川があるから、やっぱり釣具屋も1軒や2軒あればな、やっぱり好きなものにとってはあったら、助かる」