岡山市が建設を計画している新アリーナについてです。官民で作る検討会議が開かれ、新たなイメージ図と概要などを記したリーフレットが公表されました。市はこれらを活用して、今後、企業などに寄付を呼び掛けていくということです。

新アリーナは、岡山市が北区野田に建設を計画しているものです。客席は、7000席から8000席程度で、事業費は275億から280億円が見込まれています。

検討会議では、新たなイメージ図とリーフレットが公表されました。イメージ図については、去年、客席を5000席と想定したものが作られていましたが、席数を変更したことに伴い作り直されました。リーフレットにはこのイメージ図を掲載するとともに新アリーナの概要などが記されています。
岡山市は、経済界などとともにこれらを活用し、50億円を目指して、企業などに寄付を呼びかけていく考えです。
(大森雅夫岡山市長)
「町づくりにも大きな影響を与えてくると思います。経済界・プロスポーツ界と一体となって、資金調達へ動いていきたい」
(岡山商工会議所 松田久会頭)
「まず10億から、そしてそれが見えてきたら20億、それから30億とだんだん見えてくる数字を作り上げていくのが、岡山にはふさわしいかなと」
また、会では岡山商工会議所の会頭を務める両備ホールディングスの松田久副会長が、両備グループとして今後、5億円の寄付をする方針を明らかにしました。市は、PR動画の制作も検討することにしています。
【スタジオ】
ー完成後20年間の岡山県内への経済波及効果は2800億を超えると想定されています。市は波及効果が市外にも及ぶことから、市だけの負担では市民の理解が得られにくいとして、企業などに寄付求めるということです。