かつて岡山の街で親しまれながら姿を消してしまったもの…その1つに屋台があります。

あの風景をもう一度と、岡山駅前に小さな店が身を寄せ合う「屋台村」ができました。初日から賑わいをみせています。
(客)「おいしい~」
「岡山に屋台が復活してよかったよ」
「屋台村」が新しくできたのは、JR岡山駅にほど近いこちらの小さなスペースです。

1990年代、岡山市内には多くの屋台が立ち並び、市民の憩いの場として愛されてきました。しかし、後継者不足や規制強化の流れの中でその数は大きく減少。いつの間にか、姿を消してしました。
そして、時は2025年。近隣で数店の居酒屋を運営する会社が私有地の一角に復活させたのがこの屋台村。足を踏み入れてみると、ご覧の賑わい!
(岡山屋台村 美山祐希さん)
「こういう文化がどんどんなくなっていってデジタル化が進んでいく中で、昭和のようながやがやして、隣の人たちと仲良くなって、コミュニティができてという文化をまた定着させていきたいという意味合いでこの屋台を作ろうと思いました」
昔懐かしい温もりが感じられる空間に訪れた人は…。
(客)
「(昔は)あったんですよ、屋台がずらーっとあったんですよ。昔のことを思い出して楽しくて今日はものすごく飲んでます」
「岡山で初めて屋台村で飲めるって聞いたので雰囲気が出ててしかも駅からすぐなので」