■牛の出産シーンで内藤さんに怒られる「カメラしよっちゃいけん…!」
初めての映画撮影。内藤さんの家に泊まり込んで撮影しました。ありのままを撮影するドキュメンタリー映画、戸惑う場面もたくさんありました。




(映画の音声)
「(ウシの出産シーンで)引っ張らにゃいけん、カメラしよっちゃいけん」
「はい…」


■撮影で黒部さんが「気付かされたこと」大事なこと
しかし、内藤さんへの興味が映画撮影の原動力。次第に距離も縮まり、さらに、撮影しているうちに、思いもよらず気付かされたことがあったといいます。





(黒部俊介監督)
「どうしても自衛隊に反対しているというと、すごく主張が強いというふうに思われると思うんですけれど、人間的にみんな豊かで、それを決して押し付けるわけではなくて、普通に生きているんですよね」
「自衛隊への抗議集会なのに、牛乳をみんなに振る舞うんですよね。淡々と生きられているというか、そういうところもギャップというか、イメージと違って、嘘のない、本当に誠実な人たちなんだなと思いました」