50年前に閉校した中学校の校歌を卒業生らが歌う
今年の3月、およそ50年前(1970年)に閉校した有隣中学校の校歌収録が行われ、校舎の跡地におよそ30人の卒業生らが集まりました。

当時、音楽部だった山本和子さんは、なんと校歌の作曲者です。
(山本和子さん)
「先生におねだりして『ほかの学校に校歌があるのに作ろう』って…」
3年生の時、まだ学校に校歌がなかったことから「卒業式で歌いたい」と音楽部の同級生だった日笠伸子さんとともに校歌を作曲。作詞はほかの生徒が担当し、手作りの校歌ができあがったといいます。
(日笠伸子さん)
「私たちが校歌を作曲したということで、卒業式の当日に2人で文化功労賞という表彰をしてもらったんですよ。それがすごく印象に残っています。何回も(賞を)いただく練習を2人でさせられて…」
さらにこの日は理科の教師だったという大本家康さんも駆け付けました。
(元有隣中学校教諭 大本家康さん)
「そりゃあ嬉しいですよ。私もう94歳ですからね。生きているうちに会えたから良かったですよ」
いよいよ収録の準備が整いました。
(♪校歌)
月日は経ちましたが、同じ卒業生、息はぴったりです。
(山本和子さん・日笠伸子さん)
「感無量ですね」
「私もビックリしました」
「こういう時が来るとは思いもしませんでした」
(元有隣中学校教諭 大本家康さん)
「歌詞も忘れていたけど歌ってみると思い出すね…」










