ジャガイモもあっという間に「ゴマ団子」状に 僅か10日で成虫に!

(東洋産業 大野竜徳さん)
「よく見かける種類の中には、夏の暑い時期だと、卵が半日で孵化し、幼虫は2日で餌を食べるのを終え、約10日のさなぎ期間を経て成虫となるものがいます」

ーなんというスピード。

(大野さん)
「ショッキングなのはサナギです。サナギは濡れた場所ではおぼれてしまうし、動くことができないので、少し乾燥したところにくっついてサナギになります」

「ゴミ袋やゴミ箱の中で育った幼虫がはい出てきたり、三角コーナー周辺にぺたぺたくっついたり…ちょっとサボって弁当殻などをその辺に置きっぱなしにして、ノミバエにかぎつけられたらもう大惨事」

「気が付いたら、薄いオレンジ色のゴマ粒のようなサナギが、あちこちにペタペタ」

ー筆者の家で床に落ちたジャガイモにさなぎが密集し、ゴマ団子状になったのは、そうした経緯だったのですね。

(大野さん)
「10日後には一粒一粒から成虫が出てくる時限爆弾です!」

「正体を知ってびっくり、しかもしっかりくっついたさなぎを削り落としたり、隙間に入り込んでしまったさなぎをほじくり出したりするのはとても大変です」

「生ゴミ捨てのサイクルを一回飛ばして1週間ゴミを置きっぱなしにしてしまったら、周りがさなぎだらけ!…なんていう惨事も起こります」