きっかけは高校文化祭で制作した「プロジェクションマッピング」

幼い頃から「テレビ」が好きだったという、板谷さん。中でも自然と惹き込まれたのが、CM・コマーシャルでした。

いつしか映像全般に興味を持つようになり、テレビ番組を模倣した動画などさまざまな作品を制作するようになったといいます。そして、高校生の時に取り組んだのが…

(板谷勇飛さん)
「プロジェクションマッピング。あれが映像で食っていこうと思った一番最初のできごと」

高校の文化祭を盛り上げようと、オープニングを飾るプロジェクションマッピングを制作。周囲の反応は、想像を超えるものでした。

(歓声)

(板谷勇飛さん)
「悲鳴みたいなうわ~!みたいな歓声が上がって、あれからもう味わってないくらいの気持ちよさというか、嬉しかったですね」

映像制作の職業に就きたい…両親も、その夢を応援しました。

(母・佐和子さん)
「(作品制作を)途中で投げ出すんだろうなと思ったんですけど、最後までやり遂げたんで、この子だったら大丈夫という安心感があったので」

そこで将来、役に立つのではと母・佐和子さんが地元の銀行などが主催するビジネススクールへの参加を勧めました。板谷さんは高校3年生ながらビジネススクールで起業のノウハウを学びます。

そして、大学に進学した後、映像制作会社を立ち上げ、今では数々の企業のプロモーションビデオやミュージックビデオを手がけるまでに。そうした中、制作が決まったのが、今回のCMです。依頼主は…?

「【ちゅうぎんポータル】がちょっと映れば…」