寮長は山内壱球選手「僕の分まで頑張ってこい」

寮長を務めるのも野球部員。3年生の山内壱球選手です。夏の大会はスタンドでメンバーを応援していました。

(山内選手)
「せーの!ゆけ学芸、勝利信じ、最後まで戦え」

厳しい暑さの中、声を枯らす山内選手は、スタンドで応援する野球部員60人を率いる立場です。

寮では、山内選手を慕って、部屋に入れ替わり立ち代わり仲間たちがやってきます。

(山内選手)
「めっちゃ部屋きれいになってる」
「こんなにきれいだったかな?」

1年生で唯一スタメン入りした繁光選手も、山内選手を慕う一人です。

(山内選手)
「繁光選手が岡山大会で使っていた帽子は僕のもので、一球勝負の『一球』を自分の名前『壱球』にかえて、僕の分まで頑張ってこい」

(繁光広翔選手)
「自分で見て被って自信がついた」

(山内壱球選手)
「いろんな思いが詰まっているので」

その山内選手、春の県大会には出場しましたが、夏の県大会ではメンバーに選ばれませんでした。