「コメ高騰」や「物価高」で生活が苦しいこの時期、追い打ちをかけるのが「猛暑」です。

命を守るためにも「エアコン」の使用は欠かせません。

屋外で頑張って動いている室外機の力になりたい…、水をかけてあげて、温度を下げてあげれば、効率よく動いてくれて電気代も下がるのでは?と思ってしまいます。

その方法って大丈夫なのか?売上高グローバルNo.1のダイキンに聞きました。

(空調事業の売上高グローバルNo.1:富士経済「グローバル家電市場総調査2025」調べ)

室外機に「水」や「すだれ」をかけると涼しくなるの?

ー室外機に水をかけると、室外機の温度も下がり、より涼しくなるのでは?と思いますが、これは正しいのでしょうか【画像①】?

【画像①】

(ダイキン工業 広報)
「よく良かれと思って水をかける方もいらっしゃいますが、水を室外機にかけるのは故障の原因になりますのでお控えください。」

ーなぜ室外機に水をかけることを控えた方がいいのですか?

「基本的に室外機は、雨があたったり水にぬれても問題がないように設計はされていますが、室外機の中めがけて高圧洗浄機などで水をかけると電子部品などの故障につながる可能性があります」

室外機に「すだれ」をかけるのは?

【画像②】

まちでは「室外機にすだれをかけているシーン」【画像②】をよく目にしますが、これは消費電力の減少に影響しますか?

(ダイキン工業 広報)
「はい、消費電力を抑える一助になると言えます。エアコンは部屋の中の熱を外に捨てることで部屋を涼しくしています。その役割を担うのが室外機です。」

「室外機にすだれをかけると直射日光が当たるのを防ぎ、周囲の温度上昇を抑えることができます。これによって外気温がわずかでも下がれば、室外機が熱を外に逃がしやすくなり、結果として消費電力を抑える効果が期待できます。」

「ただし、すだれが室外機の風通しを妨げると逆効果になるため、室外機から1mほど離し、風通しを確保しながら日差しを防ぐように設置することがポイントです。」