パワーエックスの社員が気づかせてくれた玉野の魅力

この30年で約2万人も人口が減少した玉野市。パワーベースを活性化のきっかけにしたいと、この日、宇野港にあるビルを訪れたのは玉野市の柴田義朗市長です。

移住してきたパワーエックスの社員らと話す中で市民が忘れていた地元の魅力に気づかされる場面も。

(パワーエックス管理部・古山雄一部長)
「(地元の方から)釣りに出るから船乗ろうとかいろいろお誘いいただけるんですね。そういう中で私も船なんか乗ったことないですから、瀬戸内海に出て本当に感動する感じですよ」

長く人口減少に苦しんできた玉野市ですが、近年、市のイメージは大きく向上しつつあります。2010年に始まった瀬戸内国際芸術祭です。国内外から毎回、平均約100万人の観光客が訪れアートをきっかけに移住する人も多いといいます。

自身も移住者である森さんは、13年前から移住者のサポートを行っていて、今、玉野には期待感が広がっていると語ります。

(ガラス工芸作家・森美樹さん)
「玉野に新しい風と言いますか、なんかそういう雰囲気、町の方のワクワク感じゃないですけど、なんか楽しみにされているところも空気感で感じてくるので」

パワーエックスは、工業の建設に伴って約100人の雇用を確保する計画を立てています。
地元経営者や柴田市長は移住施策の充実に取り組みたいと語ります。

(玉野商工会議所青年部・木村清児理事)
「期待がみなさんあって、雇用だったりとか宇野港にも結構お店が出来たりとか移住者の方も増えていますんで」

(玉野市・柴田義朗市長)
「産業の面でも観光の面でもパワーエックスさんが来るっていうことを契機にして玉野がさらに元気になっていくという風に思いますので、市としてもそのあたりはしっかりサポートしていきたいと思っています」

パワーベースでは今後、工場だけでなく研究棟や一般の利用が可能なカフェなどが併設される予定です。豊島美術館を手掛けた妹島和世氏の設計で、海の風や木漏れ日を感じられる未来の工場をイメージしました。

(パワーエックス・伊藤正裕社長)
「風通しがよくよく見えて安全でさらに過ごしやすい働きたくなるような環境、そうしないとなかなか人も雇用できませんので、多くの専門家に全国から来ていただける工場を目指しています」

蓄電池は玉野市活性化の新産業となるのか。パワーベースは2026年の完成を予定しています。