「記憶をなくした間に何をされたのか」怖くて不安な気持ちに
その後、チェックアウト後も体調が戻らなかった女性は、警察に相談したところ、女性から睡眠薬の成分が検出されたことが分かったといいます。その睡眠薬の話を聞いた時に女性は...。
「記憶をなくした間に、何をされたのか分からない。自分が事件に巻き込まれたというショックがあった。怖くて不安な気持ちになった」といいます。
一方、弁護人からの「自分から睡眠薬を欲しいと言って被告からもらったか」「2缶目に渡されたのは柑橘系ではなくラムネ味の酎ハイではなかったか」の問いに対しては、女性は「そんなことはないです」とはっきりと否定しました。

女性が被告の男について語ったこと
この日の証人尋問で、最後に女性は男について話しました。
「当時のことを思い出すたびに、恐怖と不安な気持ちがある。被告には罪を認めて反省してほしい」
その言葉を聞いた男は、座ったままで表情を変えることはありませんでした。
今後の裁判では、被告人質問が行われ、男の責任能力の有無が争点となります。
