変化が続く熊本市ですが大西市長が描く未来図にどこまで実態は近づいているのか、去年1年を振り返り熊本市の現在地とその先を聞きました。

熊本市・大西一史市長「よろしくお願いします」

まずは、去年1年の市政運営について自己採点してもらいました。

大西市長「70点ということで」

Q.前進したと感じる政策はなんでしょうか。

大西市長「『こども局』を4月に設置し、(子ども医療費の)助成対象を高校3年までに拡充しました。子ども支援の施策を充実させてきた1年だったかなと」

去年から医療費の助成対象が広がり、薬代についても3歳から高校生まで無料となりました(3歳未満はこれまでも無料)。

一方、道半ばとする政策については交通渋滞対策だとします。

大西市長「(市民の皆さんが)『ちょっと公共交通を利用しやすくなったな』と実感できるような取り組みをさらに進めたい」

ただ熊本市電は乗務員不足で便数が減り、運賃は10円の値上げ。誰もが「利用しやすくなる」取り組みが期待されます。

そして本庁舎の建て替え問題。大西市長は去年、建て替えの方針を表明しましたが、まだ具体的な場所は示していません。

大西市長「市民の皆さんのアクセスが良い場所にするべきだろうと。(民間からの)提案も含めて検討できれば」

市役所周辺の「中心市街地」は古いビルなどが多く、再開発を求める声も上がっています。中心市街地のあるべき姿とはどのようなものなのでしょうか。

大西市長「強靭でにぎわいのある上質な城下町といいましょうか、そういったことが一つのキーコンセプトになろうかと」

新たな街づくりが動き出しています。