熊本市の神社では初詣の参拝者を新たな気持ちで迎えるべく、準備を整えています。
熊本市中央区の別所琴平(べっしょことひら)神社です。

新年を迎える前に、拝殿に掲げられている『天狗の面』を修復しました。

赤い面の「大天狗(おおてんぐ)」は山で遭難した人を、緑の面の「烏天狗(からすてんぐ)」は海で遭難した人を助けたと言い伝えられています。


面は150年前から神社に伝わるもので塗料が剥がれたり眉や髭が抜けたりするなどしていましたが、熊本市で代々続く人形師の10代目、厚賀新八郎(あつが しんはちろう)さんの手によって美しさを取り戻しました。

人形師 厚賀新八郎さん「(初詣に)間に合って ほっとしました。神様の仕事ですからね。命がけでせないかんと思っています」

別所琴平神社では正月三が日で約5万人の人出を見込んでいます。
