熊本市の町屋が新たに国の重要文化財に指定されることになりました。指定されれば熊本市では熊本大学の建物以来30年ぶりになります。

熊本市中央区新町。街の一角にたたずむのが吉田松花堂(よしだしょうかどう)です。

創業は江戸時代後期。独自に製造する生薬の「諸毒消丸(しょどくけしがん)」は今もなお、伝統薬として作られ続けています。

熊本市文化財課 松永直輝 主任主事「製薬業を生業とする建物として作り付けの棚や、薬を作るための設備も見られるような主屋、東の方には貴賓を迎えるような上質な近代和風建造物というような建物が集中している特徴が見られる建物です」

11月24日、国の文化審議会は庭園を含む建物9棟や長塀などについて、重要文化財への指定を文部科学大臣に答申しました。

戦争や地震など多くの困難を乗り越えてきた吉田松花堂。次の世代へと受け継がれます。

吉田松花堂8代目 吉田とし代さん(77)「守っていく、繋いでいくというのがどんなに大変か本当に骨身に染みて、皆さんに愛されるような存在になれたらと思う」