
熊本の問題や現状、視聴者からの疑問を独自目線で取材する「RKK深掘り調査班」。
今回は、西環状道路の用地買収問題の続報です。
これは今年9月の計画変更に伴って用地買収の対象が増えたという話でした。
元々、建設に必要とされていた用地の範囲から変更され、新たに住宅6軒が対象に追加されることに。住民からは「突然の変更だ」として丁寧な説明を求める声があがっていました。
そして10月31日(火)、熊本市が住民への説明会を開きました。
一体どのような説明だったのでしょうか?
9月に「買収の対象になります」と言われて

熊本市北区下硯川町の植木バイパスから、南区砂原町の熊本港線までを結ぶ予定の『西環状道路』。
突然、土地の買収対象となった熊本市西区上高橋(かみたかはし)の住民からは不安の声があがっていました。

住民「9月に(買収の)対象になりますと言われて、『は?どういうことですか』って」
住民「必要な分だけを専門家が見て(家を)縮小するなり、改築して住んでもらうかみたいな」
住民「うちが3割(道路に)かかりますと。『補償はどうなるんですか』と聞いたら『3割分だけ払います』と」
熊本市は「費用削減のための変更」と説明

熊本市は10月31日(火)、対象となる地域の住民を集め、必要とする土地の範囲が変更されたことについて「建設費削減のための変更」と説明しました。
市の担当者「より合理的・安価に(道路を)作っていきたい。2~3m西側に振って橋の長さを短くしたい」

市の説明は「建設費削減のために橋の長さを短くしたい。それに伴って買収する用地が変更になった」というものでした。
建設費削減のあおりを受ける形となった新たな土地買収案に、参加した住民からは「他の建設ルートを問う声」も上がりましたが…。
市は総合的判断として理解を求めました。