昭和50年(1975)3月、熊本にオープンした紀伊国屋書店の映像です。紀伊国屋書店としては全国20店目の出店でした。当時ニュースはこう伝えています。

「紀伊国屋書店熊本店と薬の同仁堂が16日、熊本市下通りに新装オープンしました。東京新宿に本店を持つ紀伊国屋書店熊本支店は全国で20店目、このほど熊本市下通りに完成した金剛ビルと同仁堂ビルにオープンしたものです。1階は新刊書、雑誌、2階は文芸書、児童書、3階が洋書、学習書と20万冊に及ぶ本が並べられ、また3階には文房具や事務機、レコードなどもあり、熊本市の新しい文化と情報の広場を目指しています。また薬の同仁堂下通り店にも大勢の買い物客が訪れ賑わっていました。」

紀伊国屋書店熊本店のフロアは1階が新刊書・雑誌・文庫・新書、2階が児童書・実用書・地図・ガイドブック・文学書・社会科学書・自然科学書、3階が洋書・学習参考書・芸術書・事務機・文房具・レコードとなっていました。

ちなみに昭和50年のベストセラー本TOP3は1位「播磨灘物語(司馬遼太郎)」2位「複合汚染(有吉佐和子)」3位「欽ドンいってみようやってみよ(萩本欽一)」でした。