
高齢者を孤立させない
志垣妙子さん(69)「こんな感じで『民生委員です』っていう感じに…」
高齢者を孤立させないため、行政機関とのかけ橋になるのが、一人暮らし世帯などを訪問し相談に応じる民生委員です。
八代市の栗林地区を担当する志垣妙子(しがき たえこ)さん(69)は、訪問先の世帯に、緊急連絡先や、かかりつけ医が一目でわかるカードの記入を呼び掛けています。

志垣さん「これを折りたたんで(付属の)ポケットの中に入れて冷蔵庫の中に貼っておいていただく」
万一の時に救急隊の素早い対応につなげるためです。

熊本県内の民生委員は定数 約2800人に対し、80人ほどの定員割れ。
なり手不足の背景にもやはり高齢化があり、民生委員を取りまとめる社会福祉協議会は、住民同士の繋がりそのものが地域の支えになるといいます。

八代市社会福祉協議会 氏原耕二 課長「(高齢者を)支える仕組みづくりを作っている町内もありました。そういった事例を他の校区にも周知している」
